ブログ

私は、何をしていくべきか

震災に接して私が最初に始めたのは、被災地に対する物資の提供でした。発災後の4月から、縁あって知り合った災害支援団体の仲間を通じて、毎週一回物資を送るようにしました。その活動は、震災一周年まで継続してきました。

震災から半年にあたる9月に、縁あって岩手県陸前高田市の被災地に行きました。支援物資の仕分けや仮設住宅へのお届け活動を行う中で、色々な現実が見えてきました。空いた時間に津波被災地域を一人で見て回り、その惨状に泣きました。

10月、再び陸前高田に行き、物資の仕分けやお届け活動を手伝いました。空いた時間に再び津波被災地域の廃墟を見てまわり、「自分に何が出来るだろうか」と問い続けました。そして、「英語」というキーワードがひらめきました。

被災地を単純に「復旧」するだけでは(それ自体、困難を伴うのですが)、地元の経済や人心が「復興」していくとは思えません。被災地の復興には、日本国内の他地域、そして海外との絆を強くすることが不可欠です。

したがって、被災地の地元に英語を使える人材が存在することは、とくに海外との絆を通じた復興には必要条件となります。それを、「自分なら手伝えるのではないか」「役に立てるのではないか」と思ったのです。

その翌月の11月から、陸前高田市で「Komo’s英語音読会」という英語勉強法の教室を開講しました。縁あって知り合った災害支援団体の仲間、地元の人々、そして私の友人たちの多大なる協力を得て、活動がスタートしました。

以来、毎月一回のペースでこの教室を開催しています。毎回、私以外にも数名の友人がボランティア講師として参加してくれています。英語学習は一朝一夕にはいきませんが、小学生から70代の方まで、皆さま熱心に取り組んでおられます。

参加者の方々には、英語学習の場や時間をきっかけにして、将来への新たな希望が少し芽生えてきたり、英語力が一歩進んだことに喜んだり、講師との会話を通じて心の中が楽になったりする場面もあるようです。希望や絆が、少しずつ生まれ始めました。

「Komo’s英語音読会」の活動は、被災地における様々な「良い兆し」のきっかけになっていくように思います。「今後少なくとも10年スパンの視野でこの活動を続けていこう。」と心に決めました。「Komo’s英語音読会」の活動を継続・発展させていく中で、震災が私たちに語りかけているものにしっかりと応えていくつもりです。

今後の長年にわたる活動を個人の生活利害と峻別し、客観性・サステナビリティを確保していくために、一般社団法人を設立することにしました。もちろん、非営利を目的とした法人(Not-for-profit organization)です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

アーカイブ

ページ上部へ戻る