吉田姉妹(アートブック)

Komo’s英語音読会@陸前高田に参加してくださっている方々の中には、ご自分の表現したいことを独自の題材にしている方々もいらっしゃいます。英語を学ぶことはあくまで「何かを伝える」手段であると考えているため、積極的に応援しています。

吉田恵美さん、由美さんは、もともと短歌や詩を作っておられました。Komo’s英語音読会@陸前高田に通う中で、毎月一つずつ短歌/詩を訳して彼女たち独自の教材としてきました。毎月欠かさず通ってくださったお二人は1年経つとかなりの詩・短歌が日英両方で蓄積されました。その詩に彼女たちの油絵を組み合わせて一つの本(アートブック)にいたしました。作業ははなそう基金(はなそうコミュニティ)のボランティアたちにより行いました。

詩と絵で綴る陸前高田

<<アートブックより、”はじめに”>>

2011年3月11日の東日本大震災で、市内の9割近くが津波の被害を受けた岩手県陸前高田市。

これはそこに住む双子の吉田恵美さん・由美さんが、震災前から、そして震災後も綴っている、詩、短歌、それに絵をまとめた作品集です。

私たちが二人に出会ったのは、東日本大震災からもうすぐ1年になろうかという2012年1月。始まったばかりのKomo’s英語音読会@陸前高田*の講師として、陸前高田を訪れたときのことでした。 2012年の冬は例年になく厳しく、三陸地方は珍しく雪に包まれ、仮設の教室は底冷えに震えるほどでした。それでも皆んなが集まる教室は明るく、温かさに満ち、心優しい陸前高田の人々に、かえって私たちが元気づけられたのです。

以来、陸前高田に通い続けています。失われたいのち、風景、私たちには取り戻す力はなく、その痛みを取り除くこともできません。私たちが役に立てているのかどうか、もし役に立てていることがあるとすれば、会って、話して、互いを理解して、そして何かすること、つまり「人と人とのつながり」を作ることかもしれません。それは人が生きていくためのエネルギーになる、大切なものだと教えられたのです。

Komo’s英語音読会@陸前高田では、二人の詩、短歌を毎月一つずつ英訳し、教材として使っています。本書に掲載している絵の中には、津波で流出し、その後瓦礫と泥の中から発見されて二人の元に戻ってきたものも含まれています。

震災の悲しみを抱えながらも、自分の心もちを変えることで前に進む恵美さん、周りの人たちのために何かすることで前に進む由美さん、そんな二人の目から見たふるさと、陸前高田を感じてください。

< はなそう基金 Komo’s英語音読会@陸前高田 講師一同 >

 

こちらから、出版ストーリーをご覧いただけます。よろしければ、こちらも併せてご覧ください。

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