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2012年2月

この週末は、陸前高田で「Komo’s英語音読会」を開催。被災地復興の文脈には、今後必ず「英語」が登場する。
思い立って昨年の11月からスタートし、毎月1回のペースで開催。10年スパンでの時間軸を視野に入れた個人的コミットメントだ。

今回は、大阪からSさん、東京からOさんがボランティア講師として参加して下さった。他に、昨年9月に陸前高田での物資お届け活動で知り合ったKさんも大阪から参加。3日の午後、まず気仙沼へ。これはいつものルート。気仙沼復興商店街の「喫茶マンボ」に行き、名物のラーメンを頂く。

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ちょうど復興商店街にNHKの取材が来ており、クルーが喫茶マンボに入ってきた。インタビューを受けたので、もしかしたらそのうちワンカット放映されるかもしれない。もう一箇所、必ず寄るのが「コロッケのコロちゃん」。12月のオープン直後から3回目の訪問だが、毎回メニューや店内の備品に進展があって楽しい。

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他の場所に「屋台村」もある。夜に気仙沼に来ることがないので、一度も入ったことがない・・・。でも、この作りは好きだ。ふと、イカ釣り漁船のイメージがわく。

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そして陸前高田へ。

16時から某小学校の校長先生にお会いすることになっていたので、時間的余裕がなく、今回は大船渡訪問はやむなく断念。
それでも高田の「佐藤たね屋」さんには寄らせて頂き、店主の佐藤さんとしばし立ち話。佐藤さんは英語音読会にも参加されていて、今陸前高田で最も熱い人の一人。

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1月の英語音読会で作成したオリジナルの英文を、佐藤さんはさらに数枚にわたる文書に膨らませておられた。
地震・津波の記憶をたどり、起きたことを英語で書き残して世界に伝えたいという佐藤さん。亡くなられた方々が枕元に現れて、佐藤さんに「書いてくれ」と言うのだそうだ・・・。

そのドラフトを訪問前日にお送り頂いたので、講師陣一同で事前に拝見し、修正ポイントなどを準備して来た。
店内で、その内容に関する簡易意見交換。最終化は土曜日の英語音読会の場で。
16時。英語音読会を地元視点で応援頂いているOさんと合流して、某小学校の校長先生を訪ねた。Oさんの橋渡し。

校長先生は、英語音読会の活動に興味を持って頂いているようだ。今後どのような形でのコラボレーションがありうるか意見交換させて頂いた。その後、Oさんの仮設住宅で手早く夕食。19時から、別の仮設住宅で小学生2名を相手に「出張英語音読会」を開催。2時間みっちり。二人ともよく頑張った!

外はかなり寒かった。車も凍りつきそう。。。

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さて、土曜日の朝。7時から仲間3名とともにOさんの仮設住宅で朝食&打ち合わせの予定。仲間3名は鈴木旅館ではなくホテル三陽に宿泊だったので、6時半過ぎに迎えに行った。迎えに行く途中、広田湾から朝日が昇る瞬間に遭遇。震災前は7万本の松があったという高田の松原。今は、生きている木は一本もない。それでも日は昇る・・・。

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8時半から英語音読会開講。「佐藤たね屋」の佐藤さんは、いつも朝一番に来られて、仕事前にしっかり英語に取り組んで行かれる。熱い!講師Sさんも同じくらい熱い!

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講師Oさんも朝一番から始動。

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高校生2人とSさん。来週試験があるのだそうで、その範囲の教科書をしっかり。色々やる前に、まずは教科書を完全にやることがお奨め。

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僕も午前中ずっと大きな声で音読にお付き合いしていたため、10時半~のNIKKEI WEEKLY音読コースで登板する頃には声がかれていた。
ちなみにNIKKEI WEEKLY音読コース参加者のYさんは、次回からお得意の和歌(Yさん作)を毎回ひとつ選んで、その趣旨を英文で書いてオリジナル教材を作成して行くことに。こういうスタイルは「英文添削コース」と呼んでいる。「佐藤たね屋」の佐藤さんも、このコースを受講頂いている形。非常にプラクティカルなコース。

午後も忙しかった・・・。

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ひとつの教材で大人数を同時に対応すればラクなのだが、この英語音読会は出来るだけ「自分の関心事」を各自で教材にすることを重視している。したがって、いわゆるレバレッジは効きにくい運営だ。しかし、そもそもの学習法のコンセプトを妥協してしまっては意味がない。多少運営に苦労があっても、「個々人の関心事を教材にした英語の徹底音読」というアプローチは大事にしたい。

17時~のイントロダクション(初回参加者向け)には、お母さん2名+そのうち一人の息子さん(小6)が参加。何人が相手でも、真剣にやるだけだ。夕食は、再びOさんの仮設住宅で。20時半頃にNさん(親しくさせて頂いているLOTS災害支援団体のメンバーで、とうごう薬局の薬剤師)が合流。

食後、Nさん向けに食卓で英語音読会を開催。超多忙な中、Nさんは真面目に取り組んでおられる。こちらも真摯に対応させて頂く。ほかの人がいても、気にせず一緒に音読。もろもろ終わったら、もう23時半。Nさんを大船渡へ、仲間3人をホテル三陽へ送り届け、1時半頃に就寝。長い長い、一日だった・・・。

でも、11月の開講時に比べると、確実に英語レベルが進歩している人が何人もおられる。参加者のお母さん方から喜びの声が寄せられている。「英語」をきっかけにして、「震災後ずっと落ち込みがちだった生活に張りが出た」という声も頂いている。

事前準備、往復の移動、事後の各種連絡などそれなりの負荷があるが、この活動にはとても大きな意味があると思う。今後色々と難しい場面もあるかもしれないが、これも自分の「道」と捉えてやり続けよう。講師仲間も徐々に増えるといいなぁ。

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