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2013年1月

2013年の初回となる英語音読会、1月19日(土)~20日(日)の週末に開催しました。今回は、古森を入れて総勢7名のボランティア講師陣で行って参りました。

往路は、いつものように金曜日の早朝に出発。途中福島あたりで雪が降りましたが、通行止めになるほどではなく、車は順調に進行。14時頃に気仙沼に着きました。

雪の気仙沼・・・。三陸沿岸部へ初訪問となるメンバーもいましたので、鹿折と復興商店街周辺を案内しました。

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復興商店街(南町紫市場)では、喫茶マンボでラーメンをいただき、揚げたてコロッケ屋でコロッケをつまみ、新潟屋刃物店やお隣の雑貨屋さんでお土産物を買ったりしました。 

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その後、陸前高田に入り、被災した市の中心部を案内。震災遺構の取り壊しはさらに進んでおり、「何が起きたか」を伝えるにも色々と工夫が必要になりました。

「佐藤たね屋」 に寄り、佐藤貞一さんにご挨拶。震災2周年を控え、津波体験手記「The Seed of Hope in the Heart」の英語版第3版、および中国語版の準備が終盤に来ています。

夜は、小学生数名を訪ねた後、多くの人にとって「陸前高田の母」的存在であるOさんの仮設住宅で食事をご一緒させていただきました。

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一行の宿泊先は、いつものように鈴木旅館!

土曜日の朝、雪が残る屋外はかなり冷え込みました。温度はマイナス3~4度でそれほどでもないのですが、しみるように寒い朝でした。

Oさんの仮設住宅で朝食をご一緒させていただいた後、今回はいつもより早めに教室の準備にとりかかりました。

なぜかというと、スペインのバルセロナから送られてきた180通にも及ぶクリスマスカード&年賀状を陳列する必要があったからです。

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このブログにも時々登場しますが、バルセロナでは日本人有志と現地の人々が集まって、震災以来何かと東北被災地のことに思いを寄せて下さっています。

今回は、生け花を始め日本文化を現地に伝える活動をしておられる石松玲子さんが核となって、生徒さんや関係者の皆さまからカードをいただきました。

心のこもったカードの数々。メッセージ、詩、俳句などが、日本語、スペイン語、英語などで書かれていました。絵画の作品も多数ありました。スペイン語には、丁寧に日本語訳文がついていました。

開封作業をしながら、メッセージの数々に目頭が熱くなりました。比喩ではなく、ほんとうに泣きそうでした。

以下の写真のメッセージは、
“Life never seems to be the way we want it, but we live it in the best way we can. Keep smiling. Happy new year 2013”

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・・・と、あります。

「人生というものは、私たちが望む通りになんてなりはしません。でも、私たちはその人生を、できる限り最良に生きるのです。笑顔を絶やさないでね。」

というような意味ですね。私はこのメッセージの受取人ではありませんが、それでもグッときました。このような本当に深いメッセージ、思いに溢れたメッセージが180通余り・・・。

海のはるか向こうに、日本のことをこんなに思って下さる方々が多数いらっしゃるということに、胸も目頭も熱くなりました。
朝一番に教室に来られた佐藤貞一さんも、メッセージの数々を手に取って眺めておられました。カードをお送りいただいた方々の多くが、佐藤さんの津波体験手記のことを知っておられます。石松さんは、昨年陸前高田を訪問されて、佐藤さんにも会っておられます。

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その後、午前中は一気に忙しくなりました。

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雪の反射で明るい光が差し込む教室の中で、熱心な音読の声・・・。
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発音にもこだわります。しかし、万遍なくこだわるのではなく、以下の写真にある3つの音に絞って練習頂いています。あまり細かく気にしなくても、この3つが正しく出来れば、かなりの度合いでネイティヴっぽく話せるようになるからです。

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その他の音は、まあ、よほどおかしくない限りは指摘しないようにしています。この3つだけでも、音読する文章の中にはたくさん出てきますから、意識して読むと顔が筋肉痛になります。

午後も、忙しくなりました。それぞれの持参した教材をもとに、それぞれの音読の声が教室中にこだまする午後・・・。うるさいくらいのほうが、恥ずかしがらずに音読できて良いのです。

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教室に入室されたところで、あるいは音読を終えて退出される時に、参加者の皆さんがカードに目を留めて行かれました。

絵画などの作品になっているものは、皆さんにお持ち帰りいただきました。中には、メッセージを一つひとつ、丹念に読む姿も見受けられました。jan2013_3

夕方になって、昨秋まで高田病院に支援医師として勤務しておられた通山さんが、たまたまこちらに来たので・・・ということで、立ち寄られました。通山さんは、支援医師として陸前高田に滞在中、この英語音読会にも来ておられました。

今は、支援期間を終えて郷里の鹿児島に戻り、今春から始まる2年間の世界一周旅行に向けて準備を進めておられます。なんと、バイクで一人旅!

その際、これまで日本の新聞に掲載されたご自身の陸前高田での経験談などを、英語に訳して世界各地で伝えていくのだそうです。

その訳文を、一緒に添削・編集して、最後に音読していただきました。

jan2013_4夜は、Oさんの仮設住宅でご飯をご一緒させていただきました。

高田病院に支援で来て、今も地域医療に従事しておられる高橋さんも合流。先日、「復興対談シリーズ~Talk for Recovery」にご登場いただいた高橋さんです。http://www.lets-talk.or.jp/talk-for-recovery/akira-takahashi/

震災後早い段階から支援で陸前高田に入り、その後、「とうごう薬局」の薬剤師として現地に住民票まで移して活躍されている名古屋さんも合流。

 

日曜日の朝。

9時から2名来られて、その後時間帯によっては講師がフル回転の状態になりました。英語のことだけでなく、色々な会話に花が咲くのもこの教室の良いところです。

あっという間に、終了時間になりました。

ふと春を感じさせる明るい陽射しの中、皆で記念撮影して、1月の会を無事終えました。講師一人ひとり、誠心誠意対応させていただきました。

jan2013_6複数回参加の講師も、今回が初めてだった講師も、それぞれに人との「縁」を感じながら帰路につきました。

また来月!See you soon, Rikuzentakata! See you soon, our loved ones!

 

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