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2011年11月(3/3)

さて、土曜日は英語音読会の当日。

朝早めに会場に入り、プレゼンテーションの機器をセットアップ。携行するのに便利な小型のプロジェクター(今回のために買った!)を接続し、部屋の明るさなどを調整。

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今回は勉強そのものではなく、まずは勉強法の説明会。

その背景にある危機感とか、被災地復興と英語の関係、そして、人が何事かを身に付けていく上で逃げてはいけない「努力と継続」の重要性などをお話しする。

午前と午後に一回ずつ、同じセッションを実施。

午前の部には、7名の参加があった。小学6年生の女の子と高校2年生の男の子を連れたお母さん。中学2年生の男の子。高校2年生の男の子と女の子。そして、高校3年生=受験生の娘さんを持つお母さんが代理出席。

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年齢層が広いので、東京で大人向けに講演するのとは難しさがまた違う。でも、できるだけわかり易くなるように、工夫しながらやってみた。

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午後の部は、6名の参加。ただし、うち2名は前夜に仮設住宅でお話した小学生2名。お母さんは都合がつかなかったのだが、おばあちゃんが車で連れてきた。かなりの部分が同じ内容なので申し訳なかったが・・・。

3名は、薬局のスタッフ(薬剤師さん)。この方々は、支援仲間でもある。これを機に英語学習を本気でやっていくとのこと。ヘルスケアの世界は、英語ができると仕事機会がかなり広がるはず。

残りの1名は、地元の新聞記者さん。今回の英語音読会のことを取材に来られたのだが、ついでに今後継続的に受講いただくことになった(笑)

実際、被災地に海外から支援に来る外国人への取材機会がかなりあるらしい。たくさん海外からの訪問者を取材して、海外からの目をひきつける流れを起こしていただきたい!がんばりましょう。

午後の部終了後、Oさんと一緒に近所の畑に行った。ここもOさんの土地だが、近隣の仮設住まいの方々に無償で畑として提供している。ご自身でも少し作っておられる。

僕は毎月この畑にOさんと一緒にやってきて、そこで耕作しているおばちゃん達と「野菜ネタ」でお話しするのが楽しみの一つだ。何しろ、こちらも野菜づくりにかけては実践があるので、話があう。

そして、撮影した写真を後から人数分Oさんに送って、Oさんから渡していただく。

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おばちゃんたちは、写真が届くのを楽しみにしてくれているらしい。先日は、集合写真だけでなく、「野菜そのもの」の写真も撮って試しに送ってみたら、それが大好評。

まあ、たしかに野菜の撮影は日課だからなぁ・・・。うまくとれていたらしい。今回は野菜をたくさん激写。後で送ってあげよう。

 

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さて、夕暮れ。午前の部に受験生の娘さんの代理で来ていたお母さんが、「夕方にやっぱり本人を連れてきたい」とのことで、連絡を待っていた。そしたら、「今から大船渡を出ます、連れて行きます」との電話。

「もちろんどうぞ」ということで、帰京予定を延長して17時過ぎにお会いした。あらためて、音読を軸とした勉強法の趣旨などを簡易版でご説明。

もうセンター試験まで2ヶ月くらいだし、色々と新しいものを増やすより、今手元にある材料をしっかり身に付けることをお勧めした。

センター試験向けの長文の問題集があるようなので、それを「忍者の草とび」方式で徹底的にやることを提案。

次回の陸前高田訪問が12月初旬。センター試験前にこの子とはもう1~2回しか会えない。

来月会うときまでに「忍者の草とび」を継続してもらい、そのときの状況を見せてもらって、残り期間の取り組みへの適確なインプットをしてあげたい。

被災地の受験生は、ほんとうに不利だ。そもそも2年生までに使った教科書も参考書も何もかも流されているうえに、震災そのものの精神的ショックもはかりしれない。身内や親友を亡くした子も多いはずだ。

高田高校の生徒さんの場合は、学校そのものが破壊されているので、隣町の大船渡まで片道40分~1時間くらいかけて通っている。そういう負荷も、受験生という精神状態を考えたらいたたまれない。

でも、本当に僕が言うような愚直さで「草とび」を続けてくれれば、少なくとも現状よりは確実に力が向上する。あと2ヶ月でも絶対に改善する。なんとか、がんばってほしいなぁ。。。

ついでに、その子のお母さんも、代理じゃなくて一緒に受講することになった。音読は、家の中でやると恥ずかしかったりする。でも、お母さんも同じことをしているなら、その恥ずかしさは減殺されるだろう。

いいね!

当初は、「中高生メインで、大人も希望すればOK。小学生は早すぎると思うので、まずは国語をやってください」と書いて告知したのだが、前夜の小学生の2人も入れると、現時点で3名の小学生が参加することになった。

それならそれで、こちらもベストを尽くそう。

そして、「英語音読会」の初日が終了。おなかがすいていたが、Oさんが赤飯の差し入れをして下さったので、それをいただいた。

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Oさんは、「これで我が家も再出発だからぁ。」と言っておられた。

英語音読会にとっては、スタートのお祝い。Oさんにとっては、今日はこの地に「地域の人が集まる」という流れがついに実現した、再出発の日。

その思いも受け取りながら、ありがたく赤飯を頂いた。うまかった。心に沁みた。

帰り際、薬局の玄関先でまた新たな支援活動家との出会いなどもあり、今後のさらなる復興支援への展望も開けた。

英語音読会の初回説明会は、金曜の夜と土曜の合計で16名が参加。まずは、この16名の方々に真摯に対応していくことが大事だ。

次回からは、毎回新規の説明会をやりながら、2回目以降の参加者への実際の英語指導が始まる。非営利であろうと被災地であろうと、つまらないもの、くだらないものに人は時間を使わない。

がんばらないと。

これまでに経験した色々なことが、なんか、このためにあったんじゃないかと思えてならない。このために生かされていたのではないか・・・。

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