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2013年11月

2013年11月の「Komo’s英語音読会@陸前高田」を開催しましたので、ご報告いたします。

今月は、15日(金)の夜、16日(土)終日、17日(日)午前中までの開催で、31名(2回参加の人をカウントすると、のべ33名)の参加者がありました。

15日(金)

金曜日は、従来からボランティア講師の移動日になっています。しかし、土日だけだと都合があわないという方もおられるため、先月から金曜日の夜に「りくカフェ」の場をお借りして、2時間だけ枠を設けるようにしました。

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同時に、音読会発足当初からの経緯で個別訪問していたモビリア仮設住宅での出張開催も、少し参加者数が増えました。音読会をきっかけにして、英語に親しむ人のすそ野を広げることができたら、素晴らしいなと思います。

 

16日(土)

さて、土曜日。週末の会場は、竹駒にある通称「ママハウス」をお借りしています。音読会当初から色々とお世話になっている、Oさんの建てたプレハブのコミュニティ・スペースです。青空が清々しい週末でした。

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朝一番(8時半)にいらっしゃったのは、いつものように「佐藤たね屋」の佐藤貞一さん。金曜日の夜、土曜日の朝一番と、2回いらっしゃいました。自学自習の象徴のような方です。

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英語で書き綴った「The Seed of Hope in the Heart」は、加筆を繰り返して第3版を数えました。500部刷った第3版も、米国の大学に購入されるなどして、残り少なくなってきています。

また、佐藤さんがやはり独学で書き進めてきて、はなそう基金の活動会員で編集・校正をサポートさせていただいた「The Seed of Hope in the Heart」の中国語版も、ついに完成しました。早くも海外の中国系の方々から注文が来ているそうです。

来年は、はなそう基金の活動として、佐藤さんを台湾にお連れする予定です。この中国語版冊子とともに、佐藤さんの中国語スピーチで被災地からの御礼のメッセージを直接伝える機会をプロデュースします。

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その後、午前中からこじんまりした教室は満室になりました。英文小説を音読する方、英会話集を声に出して練習する方、Oxford Picture Dictionaryで語彙を拾いつつ英会話集を並行して練習される方など、皆さんそれぞれに独自のチョイスで取り組んでおられます。

お天気が良かったので、会場裏手の丘の上のベンチで音読する人もいました!見ていて、ほのぼのとしてしまいました (^^)

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午前中の部を12時に終えて、午後は13時から。「詩と絵で綴る陸前高田~大震災を乗り越えて」の著者、吉田姉妹からスタートです。

講師のGさんは、ボランティア講師として今回初参加。国際展開している日系企業で、IT関係の仕事をしておられます。東京で開催している「チャリティーほろ酔い英語音読会」の参加者でもあり、自分でも英語力の向上に取り組みながら、陸前高田にも来て下さいました。

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こちらも、ボランティア講師初参加のSさんです。Sさんは海外生活が長く、帰国されてから日本の大学も出て、最初は外資系企業に勤務していました。その後、歌手に転向し、今は「花乃ルサカ」というデュオで活躍していらっしゃいます。歌うグローバル人材!

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午後も引き続き気持ちの良い晴天、Sさんは青空教室で。Sさんは最初英語版の歌を教材にしておられました。その後、岩手日報日曜版の英語コーナーの記事をストックして使用。最近、スペインのバルセロナと文通も始められました。この時はまだ、最初のお手紙への返信が海を渡っている最中でしたが・・・。

おりしも、今回ボランティア講師として初参加だったAさんが、バルセロナでMBAを取得して今春帰国されたので、Aさんにお相手をお願いしました。Aさんは、バルセロナ在住中から被災地への支援をして下さった方々のお一人です。講師としては初回でしたが、陸前高田へは震災後に数度来られています。

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夜は、かなり冷え込みましたが、ボランティア講師一同と、音読会の運営面で色々とお世話になっている方々数名でBBQをしました。本当に寒かったですが・・・。この11月で、陸前高田の音読会は満2年になり、3年目を歩き出しました。その記念、10年以上継続することへの誓いなどの意味も込めて、関係者で食事を共にしたわけです。2年を振り返って、Oさんから感動的なメッセージもいただきました。

気温が下がっていく中、皆交互に歌を歌うなどして体温をあげていました。「花乃ルサカ」のSさんが、特別に一曲披露して下さいました。「more Than Words」という、素敵な曲です。いつか、はなそう基金にご縁のあるアーティストのコンサートを、陸前高田で開催できたらいいなぁと思いました。

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17日(日)

最終日、日曜日の朝は「はまらっせん農園」で徐々に全国的に認知されつつある高橋Drから。医学系の英語は日常的に接しているので、あえて普通のビジネス英語のジャンルから材料を拾って教材にしておられます。

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林業を営みつつ、木質バイオマスを使った次世代エネルギーの研究開発活動にも参加しておられるMさんも来られました。エコの世界で何かを進めて行こうと思ったら、実際はかなりの度合いで海外との交流が必要になります。被災地復興には色々な形があると思いますが、Mさんのような角度から新しい地域振興を考えて行くのも素晴らしいことですね。 その中に、英語も自然に登場して来るというわけです。

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着付け教室を営むMさん。近い将来、外国人の来訪者向けに英語で着付け体験教室をしていただく予定です。着付け関係の会話文を、講師と一緒に作成中です。Mさんは、お孫さんに英語で読み聞かせをすることを目指して、これまでピーターパンの英語版を教材にして来られました。そちらのほうは、ほぼ”Ready to Go”の状態にまで来たようです。地道な努力、本当に素晴らしいですね。

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ここに例として取り上げさせて頂いた方々以外にも、頑張っていらっしゃる方々がたくさんいらっしゃいます!

音読会が満2年。最初は、人が来てくれるかどうかも分からない状況でした。「一人でも来てくれたら、その人のために僕は行こう。」と思っていました。それが、Oさん始め多くの方々に応援いただいて、2年たった今もこうして会が続いています。本当にありがたいことです。

「英語といえば陸前高田」「世界に開かれた国際都市、陸前高田」というビジョンには、まだまったく届いていません。しかし、ゼロからこれだけの方々のご縁が生まれたのですから、進むべき道は明確です。

英語だけで復興することなどありえませんが、復興の重要な触媒のひとつが海外との交流であることは間違いありません。陸前高田の人口がおよそ2万人。そのうち2000人くらいの方々に真剣に英語に取り組んでいただけるようになったら、復興の景色が変わると思っています。

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思いを共有して下さる方々と力をあわせて、ハード面ではなくソフト面からの復興を支え続けて行きたいと思います。3年目に入ったKomo’s英語音読会@陸前高田、これからもよろしくお願い申し上げます。

(End)

 

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