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2012年9月

9月は、私にとって特別な月柄です。

昨年(2011年)の9月、ちょうど震災から半年の週に、ふと思い立って陸前高田に車を走らせました。片道550キロ。支援で現地に入っているLOTSの皆さんにご挨拶しつつ、仮設住宅への物資配布のお手伝いをしました。

そこで色々な人との出会いがありました。被災エリアを実際に自分で歩いて感じて、強くインスピレーションを受けました。そして、10月もまた訪問して、自分はどうすべきかを考えて、神の啓示を受けるかのように「英語音読会」の開催を決意しました。

陸前高田に通い始めて、もう一年です。「10年間毎月通う」と宣言して、その10分の1が過ぎ去りました。Time flies… この調子でいくと、10年はあっという間に過ぎてしまいそうです。その頃には、「英語といえば陸前高田!」と評判になっている状態にしたいと思います。

さて、今回も金曜日の早朝に仲間をピックアップして、まずは気仙沼に向かいました。いつものように、気仙沼復興商店街でランチです。喫茶マンボでラーメンを食べ、新潟屋刃物店でオジサンに挨拶。今回は収穫や小枝の剪定に便利な鋼のハサミを買いました。

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その後、「復興対談シリーズ」の取材。今回は、マグロ遠洋漁業の臼福本店、臼井社長にお願いしました。震災当時の話、復興の現実的なボトルネック、そして取り組み中のプロジェクトなど、多岐にわたってお話しを伺うことができました。

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しかし・・・まだいつもの回遊先がひとつ残っていました。「揚げたてコロッケ屋」。17時になろうとしていましたが、復興商店街に戻り、滑り込みでお店に入って皆でコロッケを頂きました。

夜は、陸前高田の某仮説住宅で英語の特別セッション。

その後、多くの人々に「陸前高田の母」と慕われるOさんの仮設住宅で食事をご一緒しました。英語音読会は色々な要素が絡みあって浮かんできたアイディアでしたが、このOさんとの出会いがなかったら、行動には移していなかったでしょう。

土曜日の朝。チーム一同、Oさんの仮説住宅で朝食をご一緒してから、8時に教室へ。もろもろ準備をして、8時半から徐々に参加者がありました。皆さん、朝一番から真剣に取り組んでおられました。

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やや曇りがちでしたが、真夏を想起させる暑い一日でした。そしてあっという間に、お昼・・・。
ちょうど、読売新聞の記者の方が取材に来られました。

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午後は、2時頃から参加者が重なり、かなり忙しくなりました。予定より早く来られる方々もおられますし、講師のキャパシティマネジメントは結構難しいのです。それでも、とにかくその瞬間ごとに最善を尽くします。

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私も講師として入り、全員稼動!

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夕方にかけて、新規に参加を検討されている方々が何名か来られました。18時頃までの間に、何度かに分けてイントロダクションを実施。

最後の参加者は、模試を終えてから立ち寄った高校生二人。事情に鑑みて、18時頃に終わる教室を、今回は特別に19時まで延長しました。講師も最後まで真剣にお付き合いしました。

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さて、音読会と平行して、今回は17時頃から懇親バーベキューを開催しました。6月に続く、2回目のバーベキューです。

私達の懇親バーベキューは、大人一人500円、高校生以下一人300円をいただいたうえで、足りない部分は「はなそう基金」から拠出するスタイルをとっています。

6月は日曜日の昼間に開催しましたが、今回は土曜日の夜です。そのため、地元のホームセンターで電源ケーブルと屋外照明も新たに用意しました。これなら、真冬以外は気軽に開催できそうです。

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英語音読会参加者の方々、近隣住民の方々、および音読会のボランティア講師で総勢30名程度の参加がありました。皆それぞれに、新たな出会いや懐かしい再会などがあったようです。

冒頭、Oさんに促される形で私から一周年のご挨拶をさせていただきました。そして、Oさんから花束贈呈を受け、感無量・・・。カサブランカの入った花束は、ものすごく良い香りでした。

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日曜日も8時半にオープン。11時前まで数名が熱心に音読して行かれました。一応クローズ予定の11時半までスタンバイして、終了。看板の前で記念撮影。

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昨夜使ったバーベキューコンロをそのまま使って、焼きそば、焼き野菜、焼きオニギリなどを作って講師一同+αでランチ。1時過ぎに帰路につきました。

帰路に2軒立ち寄り。

一軒目は、音読会参加者の佐藤貞一さんが経営する「佐藤たね屋」へ。先月に続き、佐藤さんがもぎたてトマトを講師陣に食べさせて下さいました。これが本当に甘くて美味しいのです!驚きの味。

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2軒目は、これも定番ながら、今泉の「にじのライブラリー」へ。荒木そう子さんと、ずいぶん話し込んでしまいました。

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震災から一年半が経過して、復興の主役は明らかに地元の方々。そうでなければ物事は進みません。しかし、諸般の事情でそうなっていかない重い現実に、荒木さんは大変強い課題意識をお持ちのようでした。

本当は皆で集まって真剣に濃密な議論をすべき時期なのに、イベントにばかり出ていて肝心の議論が進んでいない・・・。それで、いざ誰かがアイディアを提案すると、なかなか建設的な議論にならない・・・。

現状の音読会の活動を超えて、よそ者の私に一体何が出来るだろうか?と悩まずにはいられません。

大きな素晴らしい絵は、この一年半の間に色々な人が描いてきたわけです。いわゆる提案や申し出は、たくさんあったわけです。

そこから物事を現実的に進めていくためには、陸前高田でも気仙沼でも、とても人間的でローテクで、時にダーティーな面も含めた闘いが必要になるように思います。

誰かが「頭」ではなく「体」(= often, 命)を張って、説得したり、お金を工面したり、土下座したりして、一箇所一箇所を這い回っていかなければ物事は前に進まないだろうと思います。

う~ん。

うううう~ん。

どうしたものか。

陸前高田訪問一周年。自分の起こした活動が一歩進んだという確かな充実感とともに、現地に深入りすることで見えてきてしまう「毒」の苦しさも交じり合った、複雑な心境で帰路につきました。

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