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8.212016
まるごと英語で夏祭り in 陸前高田

まるごと英語で夏祭り in 陸前高田の報告をいたします。
昨年まで陸前高田で実施していた「日米高校生サミット」のファシリテーターとして参加していたはなそう基金の会員たち9名が、2015年で終わることが決まっていたサミットに代わる国際交流機会を作りたいと、自主的に企画検討を続けてきました。
Komo’s英語音読会@三陸で毎月英語を学んでいる皆さんをはじめとして、近隣地域にお住まいの方は老若男女どなたでも参加できるような異文化コミュニケーション機会を提供したい。英語で”伝わった”、”もっと伝えたい”と感じてほしい。世界には多様で素敵な方が大勢いると感じ、自分の世界を広げる場を提供したいとのコンセプトで作りあげました。
イベントの費用は、はなそう基金の会員による寄付のほか、Run for はなそう基金によるチャリティラン、クラウドファンディング(CAMPFIRE)により実現いたしました。皆様のサポートのおかげで実現できましたことに改めてお礼申し上げます。
8月19日 震災を伝えるツアー
「夏祭り」前日の8月19日は震災のことや日本のことを伝えるツアーを、SCOAキャンプカウンセラーとして来日しているアメリカの大学生たちに行いました。ガイドは、Komo’s英語音読会@陸前高田の参加者である及川さんが、音読会講師の藤島さんと二人三脚で数か月かけて準備をし、英語でおこないました。奇跡の一本松をはじめとして、震災のことや復興のことを地元の方が直接伝えることで、大学生たちも深く心を動かされる体験となりました。
8月20-21日 「まるごと英語で夏祭り in 陸前高田」
小学校~ご高齢の方まで合計約40名の方と、SCOAキャンプカウンセラーであるアメリカの大学生13名とが20日(土曜日)午後から21日(日曜日)午前中までを、スポーツやゲームを通じて交流しました。英語がわからなくとも身振りで楽しんで参加するうちに、いつの間にかなじんでいくのがこのプログラムの面白いところです。
土曜日の夜のBBQには地元の方々、SCOAメンバー、音読会ボランティア講師、運営スタッフ等でおよそ70名の参加があり、大賑わいとなりました!盆踊りをアメリカの大学生に教えて一緒に踊ったり、ゲームをしたりまさに「夏祭り」となりました。生憎の雨でキャンプファイヤーはできませんでしたが、二又復興交流センターの施設をお借りして雨にぬれず快適に過ごすことができました。
中学3年生から大学生を対象にしたリーダーシップ
最後はGoodbye Ceremony 。共に過ごした仲間やカウンセラーとTシャツにサインしあいます。
読売新聞、東海新報には早速記事に取り上げていただき、嬉しいです。参加してくださった方や、ご家族、SCOAキャンプカウンセラー、ボランティアの声を順次ご報告いたします。
(ご家族から)キャンプに来なかった兄弟に「すっごい楽しかったよ」と自慢していました。さらに、朝起きたら「ハロー」っと言われ、びっくりしました。素晴らしいプログラムですね。
(ボランティアから)3日間、運転含めてめちゃくちゃ疲れましたが、大変充実した3日間を過ごさせていただきましたし、昨夜のあの場にいられたことが何よりもうれしいです。 また来年も参加したいです!
たくさんの、数え切れないほどの交流がありました。海を超えた縁や自治体の枠を超えた縁がたくさん生まれ、広がり、深まりました。企画から、資金調達、地元での集客活動、準備、当日の運営、撤収まで、本当にお世話になりました。はなそう基金の会員をはじめ、クラウドファンディングでパトロンになってくださった皆様へのご報告等はこれから行います。
改めまして、多数の皆様のご協力、ありがとうございます。
夏祭りプロジェクトメンバー一同