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7.182015
はなそうツアー 2015年7月11-12日

わたしたちが三陸地方に興味を持ってくれる人を増やそうとボランティアツアーを始めて3年以上になりました。今回は、以前いらしてくださった方がご友人を誘って参加してくださることとなり、クローズドツアー形式での開催となりました。遠くに住まう友人、知人、あたかも親戚のような輪が広がりを感じます。ありがとうございます。
今回のテーマは”Reunion”です。具体的には、南三陸町災害対策庁舎、陸前高田のBBQ、大船渡の明日へのラブレターなど特徴的な部分をご紹介します。
ツアー概要
- 日時:2015年7月11日~12日
- 場所:東北新幹線 くりこま高原駅集合、一ノ関駅解散
- 参加者数:6名
南三陸町災害対策庁舎
南三陸町志津川にあった災害庁舎、いったん保存が決まりましたが、周囲は嵩上げ工事が進んでおり風景はずいぶん変わりました。この辺りは津波で大きな被害を受け、この庁舎も屋上よりも高い波に襲われたそうです。こうして実際に見て大きさを感じると、学びを語り継ごうとする地元の方々の気持ちが強く伝わってきます。南三陸町 震災復興ページ:http://www.town.minamisanriku.miyagi.jp/index.cfm/6,0,81,html
その後、仮設住宅にお住いの知人に会いに行きました。津波の日、年老いた両親を避難させるのに苦労したこと、狭い仮設住宅では介護もままならなかったことを伺い、津波で暮らしが大きく変わってしまった中、多くの方が生きていらっしゃることを改めて感じます。いつも変わらず温かく迎えてくださりありがとうございます。写真は、マンボウを刺身にしてくれているところです。マンボウは三陸以外で食べたことはありませんが、機会があれば是非試してください。驚くくらい美味しいですよ!
陸前高田でBBQ
Komo’s 英語音読会@陸前高田では、毎奇数月に地元の方々との懇親BBQを開催しています。今回は日米高校生サミット、Komo’s英語音読会@陸前高田、我々ツアーメンバーが合流し、音読会の参加者や地元の方々をあわせて総勢80名を超える盛会となりました。地元の方々も変わらずお元気そうで、お久しぶり、初めましての声がにぎやかです。定番はカラオケと踊り。今回はツアーで来てくれたみなさんがハニートーストを作ってふるまってくれました。
震災遺構であるタビック45(道の駅)、奇跡の一本松を巡り津波の大きさを思うとともに、これからも長く続くともだちの輪を感じるBBQもあり、充実した日となりました。写真は陸前高田のタビック45のそば、嵩上げ工事の進む様子です。
大船渡の明日へのラブレター
大船渡にお住いの志田さんとその意思に賛同した原田ミドーさんが中心になり、多数のボランティアが関わり、2011年からこつこつつくってこられた「明日へのラブレター」がもうすぐ完成です。全てボランティアたちの手で、地域のシンボルとなる素晴らしいモニュメントができつつあります。是非見にいらしてください。Love letter for tomorrow (facebook): https://www.facebook.com/groups/LoveLetterForTomorrow/
今回の美味しいもの
うに漁が解禁になりました。夏です。南三陸町さんさん商店街では各店舗が工夫を凝らしたキラキラ丼を提供しています。とれたてのうには優しい海の味で東京に住んでいる我々は歓声しきりです。
日曜朝の恒例、早朝散歩は、気仙沼の魚市場と、朝市にいきました。魚市場では鰹の水揚げ中の様子を見られました。
気仙沼の朝市は地元の方々が朝5時から出品しています。野菜、果物、海鮮のほか、日用品やドリップコーヒーもあり、楽しめます。
そしてBBQ!
これ以外にも、地元の方々やツアーメンバー同士での笑いがたくさんありましたが、レポートでは書ききれません。是非一度来て、見てみてください。過去に実施したツアーに関しては、レポート記事をご覧ください。
(Hiroko)