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はなそうツアー 2015年9月12-13日

 ツアーの目的

あれから四年半がたち、マスメディアで目にすることも少なくなりました。
復興は終わったんじゃないの?と耳にすることが多くなっています。
一度、ご自身の五感で状況をご理解していただくため三陸をご案内しております。

 ツアーの内容

土曜日の早朝の地震により、関東地方の在来線のダイヤが乱れ、ひやひやしながらも全員予定通りに東京を出発しました。
一ノ関駅新幹線改札口に集合し、いつものことながら「初めまして」「よろしくお願いします」と自己紹介してツアー開始。
レンタカーで気仙沼市へ向かいました。

気仙沼市

気仙沼紫復興商店街-南町紫市場 「あさひ鮨」さんにてお昼。 メニューに迷っていたら、目に飛び込んできました。「さんま三貫セット」。 しょうが・酢味噌・炙り の三貫。秋を舌で堪能したひと時でした。
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陸前高田市
9月中に稼働停止すると発表されたばかりの「希望の架け橋」。気仙町今泉地区の山を削り、高台集合住宅造営地区へと整備。 一方、 その削られた土砂は高田町全体の嵩上に転用されました。盛り土の向こうは何も見えず、高さは5~6mはあるのでしょうか。
生まれかわった「陸前高田市」が待ち遠しいです。 takada気仙沼市から陸前高田市を経由しながら大船渡市へ。 アップダウンの激しい道路のあちこちに掲示されている〝津波到達地点”の看板。
「こんなところまで津波が来たの!?」と驚きの声が上がりました。

 

大船渡市

末崎町(まっさきちょう)
海岸線から坂を登っていくと、一定の高さで住宅が無くなっている不自然さ。これもやはり津波が押し寄せた高さを表しています。 防潮堤を高さ12mで新造している所、上乗せしてる所、護岸工事をしている場所等、 震災前後の様子を説明しました。

 

“がんづぎ”
筆者が幼少のころから慣れ親しんだ“がんづぎ”の調理実習を経験していただきました。

お祝いの時やおやつで目にしていたので、三陸地方の郷土菓子かと思っておりました。が、新幹線の車内誌によると、岩手・宮城両県で作られているとのこと。 今回は筆者の実家で行いました。各家庭に微妙に味が異なる“がんづぎ”。「これくらい」「もう少し」と良い意味で適当に作られています。

今回、参加者の皆さん用にレシピが用意されていました。( ..)φメモメモ    小麦粉を篩い、砂糖を温水に溶かし、混ぜ合わせます。隠し味にお塩も少々。 ままこができないよう、注意深く継ぎ足しながら交代で練っていきます。 IMG_0183

蒸し器に注ぎ、火にかけて30分で完成です。

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出来あがりヽ(^o^)丿  今日は白砂糖を使用したのでこの色に。 お好みで黒砂糖や玉砂糖を加えて。

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「あの時」と「それから」

筆者の実家のお向かいにあった鮮魚シタボさんのママにあの日のことと今日までのことをうかがいました。
津波が押し寄せてくる様子などの写真を手に詳細に説明してくださいました。
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「今は海が見えるけど50~60件のお宅があったので、ちょろちょろと水が流れてくるまで津波には気がつかなかった。」
「テレビで見るようなもの凄い高さの津波は来なかったのよ。」
「でもね、今見えている風景全体が池になったのよ。想像できないと思うけど。」と津波到達点付近から説明。
「田舎で不便なことは多いけど、思いやり、優しさはすごいのよ。」
「顔を忘れていても、屋号を言えば自宅の場所と両親、祖父母、親戚までわかる。 」
「だから、自然と助け合いが行われる〝田舎のなかの田舎”での良さよ。」と。

 

ノイ・マーレ

復興プレハブ横丁あるイタリアン「Noi Mare」にて晩御飯。
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三陸の海の幸を活かした料理の数々、美味しくいただきました。
三陸の幸(ホタテ、イカ、甘えび)がふんだんに使われたアヒージョ。試作品段階なんだけどと勿体ぶる店長に無理を言って出していただいた「さんまピザ」。 訪問した日(土曜日)の朝の番組でお店が全国放送されたとのことです。 翌週から正式メニューになったようです。

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宿泊先  「大船渡プラザホテル」
津波にも耐えた同ホテル。大船渡町全体の嵩上げのため移転を余儀なくされ、来春の営業再開を目指し基礎工事中です。 かさ上げ工事と同時進行で基礎工事も進行しており、ホテルのそばの空き地には『水道管注意』ののぼりも。
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三陸鉄道南リアス線
昨晩のノイマーレで使われたの素材の産地を見ながら、店長の出身地三陸町吉浜(よしはま)へ。 なんと車両はクエートの支援を受けたレトロ調の最新車両。 貸切の時などに使われているものと思っていましたが、日常的に使用されているとのことです。

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三陸町綾里(りょうり)恋し(小石)浜 駅

ホタテに願いを書いて吊り下げています。 ホタテの貝殻に書いてある願い事は、駅名にちなみ恋愛成就や結婚祈願がほとんどでした。

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三陸町吉浜(よしはま)地区
田んぼの向うにのどかな海岸線が見えます。が、恐らくこの田んぼも塩害にあったと思われます。 お米が収穫できるまでに、どれほどのご尽力されたことでしょうか。

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吉浜駅。カラフルな駅舎に目を奪われました。

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が、それ以上に興味がそそられたのが「浜のワカメ王子総選挙」でした。

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碁石海岸散策

吉浜を後にして、末崎町へとんぼ返り。 「碁石」海岸と呼ばれる理由や、ウミネコとカモメの違い、荒々しい波とこの海で採れる海産物を説明。 この岩にはりついているウニを採るのが漁師の腕の見せ所です。 いつまでも飽きずに見ていられる風景です。

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お食事処「岬」
碁石海岸散策も終え、気付くとお腹が空いていました。 ということで、近くに来ていながらなかなかよらないことが多い「岬」にて海鮮丼を。 説明は不要と思います。 ぜひ一度、食べにきて“けらっせん(ください)”!
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筆者のうっかりミスで、往路と同じ気仙沼経由で帰路についてしまいました。
O坂ママにご挨拶に伺うことが出来ず、参加者の皆さん申し訳ありませんでした。
一ノ関発 16時半、東京着 19時 で今回のツアーは無事終了いたしました。
次回は雪が降る前に実施したいと考えております。
ご興味のある方は、ご友人もお誘いのいただきご参加いただきますようお願いいたします。

A.Komatsu

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