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8.272016
はなそうツアー 2016年8月6-8日

東北の短い夏に週末祭りのはしごという贅沢をしてきました。陸前高田の七夕と、気仙沼のみなとまつりが目的です。併せて、土曜日は遠野の優しい風景を、月曜日は一ノ関の世嬉の一酒造の涼やかなカフェに寄り道し楽しんできました。これまでは行ったことがない場所に一緒に行ってみる発見ツアーのコンセプトですので、もし行ってみたいところがあればご相談ください。
ツアー概要
- 日時:2016年8月6日~8日
- 場所:東北新幹線 一ノ関駅集合・解散
- 参加者7名、費用は実費負担
- 宿泊先:箱根山テラス(陸前高田市)
陸前高田 七夕まつり
気仙川をはさんだ二つの町で受け継がれている「うごく七夕」(高田町)と「けんか七夕」(気仙町)は数百年の歴史を持つ地元の祭りです。陸前高田の旧市街地は現在嵩上げ中のため、ルートなど様々制約があります。災害復興住宅が建ったり、道路や橋が修復されたり、震災から5年たったまちの姿を体感する場面も多々あります。うごく七夕は華やかに飾られた山車を囃子拍子の音とともに練り歩くものです。
暑い日差しの中、嵩上げ地の道路の上り坂でも一般車両の通行を妨げないよう気を使いつつ、力を合わせて山車を引く姿に、きっとこうしてこれまで祭りが続いてきたであろう営々とした人の活動に心を動かされました。写真上は嵩上げ工事の 坂道を引く「松原」地区の山車。写真下の奥に見えるのは災害復興住宅です。
「けんか七夕」は気仙町が嵩上げ工事のため、例年とは場所を変えて気仙川のこちら(旧市役所側)で行われました。地元でない人にも祭りの文脈が分かるよう解説付きの司会で助かります。屋台でたこ焼き、唐揚げを買い、ふるまわれたかき氷で涼み、宿泊先の「箱根山テラス」に一旦戻りシエスタ。なんとものんびりした旅です。
気仙沼 みなとまつり
気仙沼のみなとまつりは2日にわたりパレード、はまらいんや踊りなどが行われる一大祭りです。戦後すぐの昭和24年「気仙沼湾振興まつり」を前身として翌々年の昭和26年から始まり、今年は65回目です。夜、港は多くの人出でにぎわっています。時々立ち寄るK-Portや磯谷水産もお祭仕様で賑やか。大人の遠足なので、浴衣にビールでそぞろ歩きしながら、港沿いを散策しているうちに日が暮れてきます。
海上うんづらは「宝船」を実現したような船の上での太鼓オーケストラと応援団のようなものです。湾の中を移動し続けるので、場所を選ばず近くで見ることができます。海上うんづら上のと、陸上と息の合った太鼓の演奏と歌に感動しているうちに、花火が加わるというなんとも素晴らしい演出です。こちらでも司会が解説付きで祭りを説明しつつ、場を盛り上げます。
花火が上がり、イカ釣り船からの光と相まって、流石、みなとまちでしか見られない景色ですね。祭り会場も賑わっているものの、都市の花火のような混雑はなく、リラックスして楽しめるのがなお素晴らしいです。その後、陸前高田のOさん宅にお邪魔し、遅い夕飯とおしゃべり。どこかまた来てよいと感じさせてくれる場所があるのは有り難いです。
夜は箱根山テラスの屋外テラスで星を見ながら、飲んでおしゃべり。女性陣はそのまま部屋のロフトでさらにおしゃべり。ちなみに、今回は偶然お互い知己のあるメンバーでしたが、初参加の方も大歓迎です。一度三陸に来てみませんか? ご興味ある方は是非お問い合わせください。写真下は遠野の河童渕にて、素敵な夕べでした。
(Hiroko)